クローズアップ
●しりたい! 映画の区分について
●シネ・ウインド演劇賞2009
受賞者インタビュー
●新連載 アラマアラマ 井上経久
もくじ
1~2 スケジュール表 料金表 もくじ
3~12 シネ・ウインド インフォメーション
「ベジャール、そしてバレエはつづく」
「牛の鈴音」
「マイマイ新子と千年の魔法」
「あがた森魚 ややデラックス」
「副王家の一族」
「誰がため」
「黄金花」
「ずっとあなたを愛してる」
13~14 事務局通信
15~16 しりたい! 映画の区分について
記憶の箱から48 福島市男
17~18 ウインド あ・ら・かると
*「坂口家のお宝大博覧会」感想
*安吾忌レポート
*第4回安吾賞授賞式を見て
*寄贈書籍紹介
19~21 シネ・ウインド演劇賞2009
受賞者インタビュー
22 新連載 アラマアラマ 井上経久
どこにも無い場所 48 鈴木良一
23 街の記憶 劇場のあかり 15
24 声風-SEIFU-
南の果てより愛をこめて 255 恩田雅和
25~26 ピックアップ情報 編集後記
スタッフコメント
5月号は新連載「アラマ アラマ」が始まった。
「マレーシアのことをしばらく書いてみたい」
という一文から。
その連載の筆者、井上経久氏はかつてユーラシア大陸を横断する旅を
していた。
1999年からの約2年間のこと。
その間、私は月刊ウインドで彼の旅の連載エッセイを担当していた。
当時の連載のタイトルは「嗚咽本線」。
彼から消印がマレーシアの郵便(原稿)が届いたことを、いま懐かしく
思い出す。
それから、あらまあ!な成り行きで、その彼と夫婦になり、
2人のこどもがいて、日々は概ね円満であるようだ。
「嗚咽本線」では、毎回「今月の一曲」という一行を入れ、そのエッセ
イを読むにあたりバックミュージックに推薦したい一曲を筆者がセレク
トし「歌手名」「曲名」を入れていた。
それは旅に出る前にどこかの喫茶店で打ち合わせして決めたことで
あった。
マレーシアの原稿では「今月の一曲」が何であったか。
なんと、
忘れてしまった。
こんなときに、たぶんマレーシア語で「アラマ!」と言うのだろう。
私のこの編集後記を読んだ彼も又、そうつぶやくのかもしれない。
(井上美雪)